7月のある日の感想

すべてはオタクの妄想

『天気の子』感想

映画『天気の子』を見てきたので初見の感想を書いていきたいと思います。他の人の感想を見聞きする前に自分の気持ちをまとめておきたかったので...(パンフとかも見てないので完全に思ったことだけ書きます間違ってるかも)

 

公開初日の最後の回で見てきたのですが、さすがは期待の映画でほぼ満席でした。今年はFateHF、コナン、海獣の子供などのアニメ映画を見てきたのですが、これらの時はお客さんもある程度決まった層が見に来ている印象がありました。しかし今日は私のように(オタクっぽさがある)1人で来ている人から、カップル、友人、会社の同僚などなど、世代もバラバラな人が集まっていて、まだ映画にもこれだけの力があるんだと上映前から少し感動してしまいました。レイトショーでなければもっといろんな人が見に来るんだろうな....

 

以下ネタバレを踏まえて感想を書いていきます。

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ミーハーなのでここにきて五等分の花嫁読んだらめっちゃ面白かった

タイトルの通りです。

前期のアニメ放送の時は2話くらいでハーレムラブコメの波動を感じて切ってしまったんですが、最近になってリアル友達の間でも話題になっていたので原作を読んでみました。

最初はTSUTAYAで借りて読み、絵の綺麗さ、可愛さに感動してコミックスを買い、結局続きが気になってマガジンの電子版を最新話分まで買ってしまいました..... 電子書籍って便利ですね

私としては

・自分の気持に素直な五つ子ヒロイン

・常にイケメンムーブの風太郎

・上2つを踏まえたテンポのいい関係性の変化・成長

が魅力かなと感じました

ストレートな感情表現は見ていてとても気持ちがいい。もちろん悩むところでは悩むんですが、彼女たちなりの答えを出してそれを風太郎なり姉妹なりにぶつけてくるんですよね。姉妹間でのやり取りは、友達同士では隠し通せてしまうこともそれができない近さだからこそのもので、設定が活きていると感じました。

そして、彼女たちの感情に対して風太郎がほとんど最適解に近いものを返してくれる。やや鈍感で (これはラブコメ主人公の標準装備なので仕方ない) 愛想はないものの、ヒロインたちの努力とか勇気を無にしてしまうようなことはしない。やはり読者的にはヒロインを応援する気持ちで読んでいるので、それにしっかりと答えてくれるとこちらも嬉しくなるものです。

だからこそ、不自然な回り道がなくてテンポよく話が進んでいくので(今のところ)中だるみすることなくストーリーを追っていけている気がします。いわゆる日常回らしい日常回もあまりないですよね。

あとはそれぞれの変装と花嫁が誰なのかといった推理(?)要素とか、絵が可愛いとか絵が上手いとか絵が上手いとか絵が上手いとか.......いや、漫画家さんに絵が上手いって言うのは失礼だと思うんですが、どの角度のヒロインもめっちゃ可愛いんですよね...頭とか顔の丸みがとっても好きです。

 

以下89話までのネタバレ含めた五つ子それぞれへの感想

 

 

一花

 物語の登場人物としてかなり好きです。目に見える独占欲とか、伏見稲荷での一件の直後にまた三玖の変装をして風太郎に会いに行ってしまう制御できない感情の大きさとか、そこで風太郎に正体を見破られてしまったことにどこか嬉しさを感じてしまっているであろう表情とか...... 人を好きになるってこういう事だよな っていう共感を抱かざるをえません。「全部嘘」で一度清算したこれまでの出来事ですが、今後どうなっていくんでしょうね...... 罪を背負った人物がそれでも生きていくお話が好きなので楽しみです。

二乃

私の推しです。自信をかわいいと思える子はかわいいの理論。好きになってと言われたら好きになってしまうの理論。まあリアルではともかくとして.....自分に自信をもってやった行動はそれなりに人の心を動かすのだと思います。告白が風の音で聞こえない→もう一度告白 の流れは、この漫画は一味違うぞという象徴となるシーンでした。たしかに二乃のそれまでを考えれば、あそこで引き下がるようなキャラクターじゃないんですよね。

71話(ケーキ屋回)はもちろん可愛いんですが個人的には69話の「不本意だわ」のコマが二乃らしい表情で好きです。どことなく北大路さつきを思い出して胸が痛くなるんですが、好きなので、頑張って......という思いです。(映画村のシーンですでにだいぶ胸が痛いです)

 三玖

 二乃好きの私としては対極にあるような存在でふーんと思いながら見ていたのですが、告白のシーンは痺れました。三玖の指差しとともに吹くふわっとした風を本当に肌に感じました。戦国武将が好きで、姉妹のみんなが好きで、その好きの中に風太郎が入ってきて、いつの間にかその存在が大きくなっていた三玖らしい自然な告白だったと思います。人間みんな二乃のように強いわけではなくて、三玖のように何かをきっかけにしないと動けないことも多いけど、それでも何とか勇気を出してやっていくんですね...

四葉

最新話時点での台風の目。89話を読んでまた全話読み返しました。それまでも行動や表情の端々に風太郎への想いの重さが見え隠れしてはいましたが、目指すものが分からなくなってしまった彼女の行動の意義が風太郎にあると言っても過言ではない状況なわけでそれは滲み出るものもあるよな......と納得です。そしてこの過去は五つ子全員が共有したうえで風太郎には隠している(話していない)ことなわけですが(今2話をみるとあぁ.....ってなる)、どうなるんでしょうね。過去を自分の中で清算して姉妹よりも自分自身のために動けるようにならなければ、結局は風太郎への想いが実を結ぶこともないわけで、そのジレンマはつらいものがあります。

五月

この漫画の『家族』の部分を担うヒロインだと思っています。風太郎とらいはとの3人でプリクラを撮るシーンが印象的ですが、後に家出をして上杉家に来た際の五月が母親なら風太郎が父親、というシーンを素直に受け取るならば、五月の中心にあるものは風太郎への想いというよりは、亡くなったお母さんとそのころの姉妹への想いであるように感じます。そして、関係性が変化していくこの物語においてはこの五月の想いはかなり危ないものであるように思います。五月の敬語が取れて、自分のために教師を目指すようになるまでにどんな物語があるのか楽しみです

 

花嫁について

巷で言われているとおり四葉が有力なのかな...なんて考えています。五月が立ち位置的には王道メインヒロインではあるのですが、鐘の下時点で風太郎にどれだけの好意を抱いているのかが分からないし、前述したとおり五月には家族の変化というもう一つの大きなテーマが与えられているんじゃないかなとメタ的には考えてしまいます。(五月が役者な可能性も全然あります)4人の中で考えると、修学旅行までで一花二乃三玖の足並みが揃った感があるのでここから四葉が動くと物語的にはアクセントが強いのかな程度の考えです。ただ、鐘の下で五月の姿をしていたことから二乃ではないだろうなとも。悲しい……

朝のこないその日まで 黒埼ちとせと白雪千夜のこと

 

2/28にデレステに新しく登場したアイドル 白雪千夜と黒埼ちとせ

それと同時に開催されているイベント「Fascinate」について, 今の感想をまとめておきたいと思い記事を書きます

イベント「Fascinate」のネタバレ全開なので注意してください

 

 

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いまさら『Fate / stay night』を (Heaven's Feel編)

少し日が空いてしまいましたが, PC版『Fate / stay night』の感想の続き, Heaven's Feelルート(桜ルート)についてです

 若干の胸糞悪くなる描写もあって, 苦手な人は苦手なようですが私は1番好きなルートでした もちろんヒロインズの中で特に桜が好きだという事もありますが, それ以上に響いたのは登場人物の弱さです

Fateルート・UBWルートでは士郎の"強い"生き方が描かれたのに対して, HFルートでは士郎や桜の"弱さ"が露わになっていて, 「弱い人間がどう生きていくのか」というテーマが好きな私にはストライクでした

という事でそこのあたりを中心に書いていきたいと思います

 

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いまさら『Fate / stay night』を(Unlimited Blade Works編)

前記事に引き続きPC版『Fate / stay night』の感想になります

今回はUnlimited Blade Worksルート(凛ルート)について

Fateルートの最後にタイガー道場行きになったため, 新しく現れる選択肢による分岐だという事は把握していたのですが, スキップ機能で突然「止める 止めない」が出てきたときは????ってなりました...

「何を」かは分からないけどとりあえず止めておくか, ということで無事にUBWルートに分岐 セイバールートでは士郎の家に居候することになった凛ですが, 逆に凛ルートでは士郎と距離感があるところからスタートするのが, 凛と士郎の関係らしくていいですね

今ルートでも士郎の「正義の味方になりたい」という願いを軸に物語が展開していくので, そこを中心に感想を書いていきたいと思います

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いまさら『Fate / stay night』を(Fate編)

世間では映画『Fate/stay night Heaven's Feel』第二章が話題の中, いまさらながらPC版Fate/stay nightをプレイしました。(感想書いているうちに15周年だったみたいですね おめでとうございます)

というのも, 私はこれまでFateはじめTYPE-MOON作品にはほとんど触れたことがありませんでした。 (FGOは2年前に少し触ったけどスマホがアプリの重さに耐えられず落ちがちだったのですぐにやめてしまった) 

しかし先日型月好きの友人に魅力を語られて興味が湧き, 体力と時間のある若いうちでないとこんな大きな作品を楽しむこともできないだろうと, やってみようと思うに至ったのでした。

というわけでひとまずFateルート(セイバールート)の感想を

 

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映画『ニセコイ』―小野寺小咲派としての目線で

これはニセコイについて書く上で最初に言っておかなければと思い書くのですが, 私がニセコイで一番好きなヒロインは小野寺小咲です....はい........

ということで, 発表当時は絶対観に行かないだろうと思っていた実写映画「ニセコイ」を観に行ってきました 知人から思ったより楽しめたということを聞いてたのと, 原作エンドに対する未練を断ち切る機会になるかもしれない, という思いが湧いてきたからです

結論から言うと, 悪くなかったし観てよかった

漫画原作実写化映画の例にもれず, 批判を受ける部分もあるとは思うのですが, 私は批判するほどの知識もないので, 楽しめたこと中心に書いていきたいと思います(ネタバレ注意です)

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