7月のある日の感想

すべてはオタクの妄想

【シン・エヴァ_ネタバレ】にわかなりに感動を書きなぐっていく2

 「初見の感想」といっていたけど、映画館への衝動を止められず2回目を見てしまったので消しました。まだパンフレットの中身は見てないし、他の人の感想も極力見ていないのでセーフ......?

以下ネタバレ感想です。

 

 

 

 アスカのこと

何といってもシンエヴァ最大の驚きはアスカ周りではないだろうか。

といってもここ正しく認識できているか分からないしここで戦う気持ちはないので勘弁してほしいのだけど(予防線)、私としては、旧劇ラストから続くような赤い浜辺のシーンにいたのは惣流アスカだという考えです。シキナミタイプのオリジナルが、惣流なのか式波なのか、というところはちょっと判断できない。惣流と考えた方が物語的にすっきりする気がするけど、証拠はないですね。。

その上で、「シン」のアスカはシンジに対してとても優しい。部屋の隅に引きこもっているシンジにいらいらしたりはするけれど、それはただ「ウザい」であったり「ちゃんとしなさい」であったりで、根本としてはシンジの思いを理解してくれていた。「碇はとても辛い目に遭った」というケンスケに「いつものことでしょ」と返す言葉には、いたわりの気持ちが混じっていたように聞こえた。

その優しさが、とても寂しい。満ち足りなさをシンジにぶつけていたアスカはもういなかった。それが、14年の間に「先に大人になった」ということなのだろう。アスカからすれば、14年前、シンジが自分の手でアスカの運命を決めることを避けたまま姿を消して、自分のシンジへの想いは宙ぶらりんとなってしまった。その思いをいろいろな形で消化していくことで大人になったきたアスカ。シンジがアスカのこぶしに込めた思いを理解しことで、やっと思いを清算することができたのだろうか。

シンジに「好き」を伝えられるのは、今のアスカだからこそだけれど、今のアスカはシンジの「好き」を必要とはしていない。でも、たしかにシンジの「好き」を必要としていたアスカもいた。だから、ああいったかたちで、あの時のアスカに「好き」を返すことができたのが本当によかった。

もちろんいろんな意見があるけれども、少なくとも私は、惣流・アスカ・ラングレーに「さよなら」を言えた気がします。