7月のある日の感想

すべてはオタクの妄想

「すずめの戸締まり」初見覚え書き

新海誠監督「すずめの戸締まり」を初日IMAXで見てきました。

 

これはかなり見る人によって捉え方も違ければ評価も違うだろうと思い、他の人の感想を見る前に自分の感想をここに簡単に整理しておきます。

 

ちなみにパンフも入プレの新海本もまだ見てません。

 

 

 

 

全体の感想:びっくり!!!!!!!!!

 

地震速報の描写もあるとの聞いており、扉の1つのテーマが地震なのかと思っていたのですが、3.11を中心に置いた作品になっているとは思わず、ただただびっくりでした。映画が終わってすぐにはまさになんも言えねぇという感じでした。

 

震災というテーマについて

 

君の名は。、天気の子、と続けて災害と祈りがテーマでありその根底には3.11があったと思います。

 

ここで、3部作の最後として、描かなくてはいけなかったというのがあるのでしょう

 

あまりにボーイミーツガールから大胆な転換(ボーイミーツガール要素はあるのですが)でこれ興行的にはどうなんだろう

 

良かったところ

 

・このところMVと揶揄されることもあった新海映画ですが、そこからの脱却に挑んでいました。ここからもっと色んな作品を作ってくれるのだろうと嬉しくなりました。

 

・アクション、CGへの挑戦がありましたが、うまく新海作品の雰囲気と融合していたと感じました。

 

 

 

 

疑問点

 

・ボーイミーツガール要素、というか草太さんの存在が浮いているように感じました。お母さんとの思い出とどっち付かずな印象があり、興行的なこともあってボーイミーツガールの形式になったのかなと邪推。草太さんの存在がなければ、椅子というアイテムがお母さんとの思い出の品という1点に絞られ、それでいて要石とすることの代償としても十分なように思います。

 

・要石が外れ後ろ戸が開くと地震が起こる、という現象について、関東大震災では閉じ師たちが閉じたという描写が出てきますが、東日本大震災のときはどうだったのでしょうか。要石が外れてしまっていた?3.11の直接的な描写を避けたために、そこが曖昧になってしまった印象も。

 

・すずめは過去のすずめにあなたは大丈夫、と伝え物語が終わりますが、お母さんとの決別という部分が薄れているように感じました。4歳のすずめが心配だったのは自分の将来のことではなく今いなくなってしまったお母さんのことだったのではないでしょうか?

 

 

 

 

この作品はボーイミーツガールなのか?

 

ボーイミーツガール風に宣伝してるけど、それで大丈夫かな。

 

震災当事者の人にはもろもろの描写にかなり危ないところがあるように感じたので、気を付けた方がよさそうです。

 

私はボーイミーツガールとして見れなかったけどそういった視点で見るとまた違った感想になるのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テーマがテーマだけに疑問点ばっかりになってしまったのですが、またパンフ読んだり、見返したり、みんなの感想見たりして再確認していきたいと思います。